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ペライヤのモーツァルト ピアノ協奏曲全集 と Lepai のプリメインアンプ

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先日 アルフレッド・ブレンデルのモーツァルト ピアノ協奏曲全集 を買って、しばらくモーツァルト三昧の幸せな時を過ごしていました。
もう モーツァルトのピアノ協奏曲はこれで十分だと思っていましたが、全集ということで、普段あまり聴いていなかった曲も聴くうちに、
この曲 ペライヤはどんな演奏をしているんだろうなどと考えるようになって、だんだん我慢ができなくなって、とうとうマレー・ペライヤの
モーツァルト ピアノ協奏曲全集も買ってしまいました。7番、10番の協奏曲で協演しているピアニストがラドゥ・ルプーだというのも大きな理由。

予想通りの美しい演奏でした。いつものペライヤの粒揃いの美しい音色、自然に流れる音楽、バランスの良さ。
汗をかいて喉が渇いた時にアルカリイオン飲料を飲んで、体中に水分が行き渡って行くのがわかるように、モーツァルトの美しさが
自然にどんどん心に染み込んで行くのがわかるような、そんな演奏です。 とても幸せにしてくれる全集でした。

例によって、紙ジャケット入りのディスクが12枚入っているだけのシンプルなセット。値段も amazon で 2,648円でした。
それまでペライヤのモーツァルト ピアノ協奏曲のCDは3枚(6曲)持っていましたが、その1枚分の値段で全集が買えました。

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ところで、↓ パソコンデスクの下端にへばり付いているのは、実はプリメインアンプです。 スイッチボックスではなく、アンプ本体なのです。
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部屋全体を鳴らすオーディオだけでなく、パソコンの前で作業している時にその空間だけバランス良く鳴ってくれるオーディオが欲しいと思っていました。
お気に入りのCDの多くはパソコンにも取込んでいるのです。それらを手軽に聴くためのコンポです。
パソコン用のスピーカー、一昨年までオンキョーのパワードスピーカー GX-D90 を使っていました。(GW 参照)
GX-D90 は、バランスもとても良く、音もとてもナチュラルな優等生的な感じのスピーカーだと思います。
ですが、アンプ内蔵のパワードスピーカーは便利ですが、普通のオーディオシステムのように アンプで増幅させてスピーカーで再生した音に比べると、
やはり音の密度と言うか、重さが物足りないように感じていました。
アンプやスピーカーはいくつか予備を持っていたので、それをパソコンに繋いで使おうかとも思いましたが、それにはアンプが大きすぎて場所を取る。
スピーカーは小さいものも持っていたので、小さなプリメインアンプがないか探しました。そして見つけたのが Lepai のプリメインアンプです。
大きさは、W140mm x H42mm x D120mm と びっくりするくらい小さい。値段も 2,500円ほど。 オモチャのアンプ?
Lepai というのは中国のメーカーらしい。ますます怪しいと思いましたが、一応 amazon のレビューを見てみると、両極端な評価が。
つまり、当たりはずれがひどいということか。
でもまあ、もしまともなものだったら僕の希望にピッタリだし、この値段だったら当たりに賭けてもいいかな と思い、注文してみました。
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結果は大当たり! まさか!!の音が出てきました。本格的なオーディオでも十分使える音。しかも大きいスピーカーでもまともに鳴らせた。
ほんと、このアンプには驚きました。
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スピーカーは場所をとらない TEAC の S-200 を使っています。このスピーカーはもう25年くらい前、アパートのダイニングキッチンの
3分の1くらいのスペースに製図台を置いて仕事場にしていた頃、そこに小さなコンポを組むために買ったものです。
このスピーカーは小さいにもかかわらず、しっかりした落ち着いた音を出します。ウーハーとトゥイーターを同軸で配置することで
コンパクトサイズになっています。エンクロージャーも本格的で、小さくても重いです。後ろに抜く形のバスレフ方式で、音に無理がありません。
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というわけで、僕のパソコン前の小さなスペースは音に満たされています。コンサートホールがそのまま小さくなったようなバランスで。
問題は、中国製の超安物アンプということで すぐに壊れるのかなとも思いましたが、もう1年半以上使っていますが、今のところ
問題ありません。値段からすると、もう元はとっているかも。
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by muuta2005 | 2016-04-02 18:59 | 音楽

ブレンデルのモーツァルト ピアノ協奏曲全集

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庭の狭さの割りに木が多すぎて、しかも伸び放題で鬱蒼としていた当家の庭ですが、きのう植木屋さんに来てもらって バッサリ短く剪定してもらいました。
何だかちょっと寒そうですが、庭も家の中も明るくなりスッキリしました。春になればまた新しい枝が伸びるでしょう。
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庭に住み着いているメジロのカップルも 最初は面食らっていたようですが、すぐに慣れたみたい。
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ところで、新しいCDを買いました。アルフレッド・ブレンデルのモーツァルト ピアノ協奏曲全集。
ブレンデルのモーツァルト ピアノ協奏曲はレコードはバラで結構持っていましたが、今回は全集です。 全集と言っても、27曲のうち 5番から27番までです。
じつは、1番から4番までは モーツァルト作曲と言うよりも、他の作曲家の作品を元にした編曲作品なのです。後にたくさんの傑作を生み出すための練習みたいな。
レコード時代 この全集が出た時は とてもとても手が出ない価格だったと思いますが、今回のCD10枚セットは、amazon で 3,212円でした。
レコードもとても良い音でしたが、CDはリマスタリングが優れていて、さらに良い音になっているように感じます。
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モーツァルトのピアノ協奏曲は好きなジャンルなので、かなりたくさんのレコードやCDを持っています。特に好きな曲は、7、8人のピアニストのレコードやCDがあります。
特に多いのは、ブレンデル以外にも ロベール・カサドシュ、マレイ・ペライア、内田光子など。ほかにも、ルプー、ミケランジェリ、ポリーニ、アシュケナージなど。
でも、ほとんどが15番以降の曲に偏っています。で、僕もいい歳だし、生きているうちに全曲をじっくり聴いてみたいと思ったわけです。
モーツァルトのピアノ協奏曲の演奏は、ブレンデルとカサドシュのものが特に好きですが、カサドシュの全集はないし、ブレンデルの全集が演奏の質も録音も
優れていて、全体的に安定しているようでしたので この全集にしました。
昨日届いて ずっと聴いていますが、大満足の全集です。ブレンデルの演奏は、飾り気も力みもなく淡々としていますが、何かじんわりとした温かみを感じます。
協演のネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団も、バランスの良い引き締まった演奏で 気持ちが良いです。
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このセットは、解説書と言っても 曲の簡単な録音データが書いてあるくらいで、ディスクも紙のケースに入っているだけの簡素なものです。
ベートーベンの交響曲全集(2015-08-23) でいくつか紹介したものと同じタイプですが、コレクターズエディションと言うのでしょうか。
とにかくディスクが入っていれば良い、聴ければ良い、お金はあまりないという僕みたいなのにとってはピッタリ。
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by muuta2005 | 2016-02-22 20:33 | 音楽

小山実稚恵 ピアノ・リサイタル

きょうは一日中 雨。
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天気の良い日は昼間は外を歩き回っているキトですが、きょうは南デッキの外マンションや僕の部屋で寝ていました。
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きのうは、小山実稚恵 ピアノ・リサイタル に行ってきました。
早いもので、デビュー30周年だそうです。 チャイコフスキー国際コンクールに入賞したのが 1982年、ショパン国際ピアノコンクールに入賞したのが 1985年。
特にショパン・コンクールは、ブーニンが優勝した年で、とても印象に残っています。
この時のコンクールは、NHK特集でもドキュメンタリーとして放送されました。 → 「ショパンコンクール 若き挑戦者たちの20日間 1985」
その小山実稚恵さんが、今では チャイコフスキー・コンクール や ショパン・コンクールをはじめ、いくつかの国際コンクールで審査員を務めておられます。
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小山実稚恵さんの演奏を聴くのは今回で3回目になります。 この人はいつも安定した質の高い演奏を聴かせてくれるピアニストです。
安心してリラックスして楽しめるという感じです。 っていうか、僕自身、演奏をこんなにリラックスして聴けるようになったのは、ここ10年くらいのような気がします。
若い頃は、全身耳にして一生懸命聴いていて、純粋に楽しむというのとはちょっと違っていました。今考えると。
小山さんの演奏は、以前よりもダイナミックになっている印象を受けました。
会場の県立芸術劇場 アイザック・スターン・ホールは、音響も雰囲気もとても良い 好きなホールですが、どちらかと言うと、弦楽器やオーケストラに向いているホールだと思います。
小山さんのピアノの弱音は本当に美しく響きましたが、強打する音は、ホールがうまく響かせるのに苦労しているという感じがしました。
とても親しみやすい感じで 気軽に声もかけられそうな雰囲気の人ですが、演奏は超上質。アンコールも4曲と、大サービスでした。

今回で3回目 と書きましたが、1回目は 1989年。 この年のことは良く覚えています。チェルカスキー(1909-1995)を聴いた年だったからです。
シューラ・チェルカスキーという伝説的なピアニストがいて、カーネギー・ホールでのリサイタルのチケットは即完売、東京のリサイタルのチケットもとるのは難しい
というのは音楽雑誌の記事で知っていました。 当然、宮崎に住んでいる僕には本当に縁のないピアニストだと思っていました。
ところが、送られて来た演奏会の案内を見てびっくりしました。チェルカスキーが宮崎市民会館に来る!!
しかも、日本では4回だけの演奏会なのに、東京が2回と大阪が1回、残りの1回が宮崎!! 4回のうち2回はオーケストラとの競演の協奏曲の演奏会で、
純粋なピアノ・リサイタルは東京と宮崎で1回ずつあるだけでした。にわかには信じられませんでした。なぜこんなことに・・・。
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この年は、小山実稚恵や伊藤恵など有名なピアニストが次々に宮崎でリサイタルを開きました。ところが、小山実稚恵や伊藤恵のリサイタルはテレビでも宣伝していましたが、
チェルカスキーのリサイタルのことは、送られてきた案内以外に見ることはありませんでした。
ちょっと心配になりました、いかに世界的な大ピアニストとは言え、クラシック音楽を聴く人の少ない宮崎で 人は集まるだろうか。
当日は小2だった長女と一緒に聴きに行きましたが、心配は的中していました。客席はガラガラ。特にステージ前には誰もいません。
急遽、僕と娘は最前列の真ん中に席を移しました。 チェルカスキーに対して申し訳ないという気持ちもありましたが、当時の宮崎市民会館は
ホールの響きはほとんどなく音響は劣悪で、後部の席では空調の音がうるさいということもあり、ピアノの近くで直接ピアノの音を聴こうと思ったのもありました。
リサイタルが始まり、チェルカスキーは、ステージで聴衆に深々とお辞儀をしたあと、目の前にポツンと座っている僕たち親子に、じゃあ弾くよ と言うように
優しい目で軽く会釈してから演奏を始めました。
こういう状況でも チェルカスキーの演奏は本当に素晴らしく、常に自分の最高の演奏をしようとする姿勢を強く感じました。
全ての演奏が終わってから、ステージのチェルカスキーに 用意していた小さな花束を娘に持って行かせました。 チェルカスキーは とても嬉しそうに受け取りました。
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というわけで、1989年のことは よく覚えているのです。
この年は、小山実稚恵やミュンヘン国際コンクール優勝の伊藤恵をはじめ、僕としてはいちばんたくさんのピアニストを聴いた年でした。
特に日本の女性ピアニストの質の高さをまじまじと感じた年でした。


2回目に小山実稚恵さんの演奏を聴いたのは、1998年。
この時は、第3回宮崎国際室内楽音楽祭 の 演奏会[3] で 東京クヮルテットとの協演で シューマンのピアノ五重奏曲を聴きました。
とても充実した素晴らしい演奏でした。 この時、小山実稚恵さんの演奏は確かなもので間違いないと深く思いました。
この年の宮崎国際室内楽音楽祭は、安い席を利用して、ほぼ全ての演奏会を聴きました。アイザック・スターンをはじめ、日本の優れた弦楽器奏者も何人も聴くことができました。


そして今回。 ピアニストが大ピアニストになる過程を聴いてきたような気がします。
これからの小山実稚恵さんも楽しみです。
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by muuta2005 | 2015-12-06 21:57 | 音楽

エリック・ドルフィー

好きなジャズ・ミュージシャンはたくさんいるけど、その中でも特に好きなのが エリック・ドルフィーという人。
エリック・ドルフィーはマルチ・リード・プレーヤーで、アルト・サックスのほかにバス・クラリネットやフルートも演奏します。
今でこそバス・クラリネットを演奏するジャズ・プレーヤーはたくさんいますが、僕が知る限りでは、クラシックの楽器であるバス・クラリネットを
ジャズの主要楽器として用いたのは、エリック・ドルフィーが最初ではないかと思います。
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エリック・ドルフィーを初めて聴いたのは高校生の頃で、FMから流れた「Number Eight」でした。
はじめ、「何だろう、この音楽は!」と 呆気にとられましたが、カミソリのように鋭い切れ味のアルト・サックスのソロにとても魅かれました。
その演奏が忘れられず、レコードを買いました。
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このレコードは、エリック・ドルフィーと トランペットのブッカー・リトルの双頭のクインテットの演奏で、リズム・セクションは、マル・ウォルドロン(p)、
リチャード・デイヴィス(b)、エド・ブラックウェル(ds)。1961年7月16日、ニューヨーク、ファイヴ・スポットでのライブを収録したものです。
曲目は、A面「Number Eight」、B面「Booker's Waltz」の2曲だけですが、十分に濃い内容のレコードです。
このレコード、何度聴いたことかわかりませんが、このライブでメンバー5人とも鬼気迫るようなものすごく充実した演奏をしています。
あとからいろんなことを知りましたが、このメンバーで演奏したのは ほんの短い間でした。クインテットを組んだその年の10月にブッカー・リトルが
急逝したからです。23歳という若さで。 その3年後、エリック・ドルフィーも36歳で亡くなりました。
2人の天才を擁した双頭クインテットの活動期間がそんなに短かったのは本当に残念ですが、このファイヴ・スポットでのこの日のライブ演奏は
PRESTIGE レコードにより記録され、3枚のLPになって残りました。
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ブッカー・リトルも、その若さが信じられないくらいとてもうまくて優れたトランペッターです。クリフォード・ブラウンを彷彿させます。
エリック・ドルフィーも基本はチャーリー・パーカーでしょうが、思いっ切り自由でハジケテいます。でも彼のジャズはフリーフォームジャズでは
ありません。ビーバップのスタイルにきっちり納まりながら、どこまでも自由です。決まった枠の中で自由にやる。
枠の大きさと その中でやれることの自由度とは比例しない。決まりごとがあると自由にはできないということではない。
クラシックでは、演奏家は皆同じ楽譜で演奏したとしても、同じ演奏はない。作曲家は、ソナタ形式という決まりごとの中でもどこまでも自由を膨らませられる。

この奇跡のようなコンボが、ブッカー・リトルの死で わずか数ヶ月しか活動できなかったとは・・・。
「Number Eight」の演奏中、ベース・ソロの途中でかすかに電話のベルの音が聞こえます。(レコードでは聞こえたのだけど、CDや Youtube では
よく聞こえませんが。) 1961年7月16日のこの演奏の最中に ファイヴ・スポットに電話をかけた人がいたんだなあ。友だちが来ていないか聞いたのか、
または、「もうエリックの演奏は始まったかい?」「今まさにやってるよ」と、受話器をステージに向けた とか、いろいろ想像したものでした。

          「Number Eight」 → https://youtu.be/u0EL5d59u_4
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エリック・ドルフィーが実際に演奏をする映像を見たのは、Youtube が初めてです。ジョン・コルトレーンのクヮルテットに加わって「Impressions」を演奏
していました。コルトレーンのソロに続いてソロをとったドルフィーは、画面がくすんでいたせいもあるかもしれませんが、地中から這い出してきた悪魔が
いともたやすく この曲に強烈なスパイスを加えたように見えました。

                    

エリック・ドルフィーの演奏は、フルートも良いのですが、バス・クラリネットでのプレイがたまらなく好きです。

                    

エリック・ドルフィーのスタイルを真似てみようとしたミュージシャンはたくさんいたそうですが、エリック・ドルフィーのようにやれたという話は聞いたことがありません。
形は全然違いますが、モーツァルトみたいです。   「いかにも美しく、親しみやすく、誰でもまねしたがるが、一人として成功しなかった。
幾時か誰かが成功するかもしれぬというようなことさえ考えられぬ。元来がそういう仕組みにできあがっている音楽だからだ。はっきり言ってしまえば、
人間どもをからかうために、悪魔が発明した音楽だ。」(エッケルマン、「ゲエテとの対話」 1829年)

死の3週間前に録音されたアルバム、「LAST DATE」。もともと放送のための録音で、レコード化の予定はなかったそうですが、ラスト・アルバムとして
発売されました。  エリック・ドルフィーにしろブッカー・リトルにしろ、あまりにも短い人生ですが、その短い間に、強烈で偉大な伝説をつくりました。

          「LAST DATE」 より 「Epistrophy」 → https://youtu.be/XUvz0FJzB_s
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by muuta2005 | 2015-10-18 13:47 | 音楽

カラヤン、1971年のチャイコフスキー第5番

秋らしい気持ちの良い季節になりました。きょうも朝から良い天気。
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昼寝をしても気持ちが良い。
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この季節、空気の具合も良くなって、ステレオの音も澄んだ良い音です。いつもにも増して、僕の部屋では音楽が鳴り響いています。
窓の下にも音楽を聴いている(?)猫が。
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振り向くと、さらに2匹。
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ところで僕は、これまであんまりカラヤンの演奏を聴いていません。好みもあるのですが、僕が本格的にクラシック音楽を聴くようになった高校生の頃、
モーツァルト、ベートーベン、ブラームスなどが中心でしたが、よく聴いていたジョージ・セルやカール・ベームに比べて カラヤンの演奏はどうもしっくり
きませんでした。っていうか、セルやベームの演奏みたいに感動できませんでした。
僕が好きなのは、うまく言えませんが、芯のしっかりした演奏、淡々とした演奏と言うか、きちんとした演奏で、スマートさとかはあまり必要ない。
淡々とした演奏からじゅわりじゅわりと感動が沸いてくるという感じが好きです。

ということで、全体的にはカラヤンのレコードやCDを聴くことは少ないのですが、チャイコフスキーはカラヤンの演奏がいちばん好きです。(ほかにも
リヒャルト・シュトラウスなど カラヤンの演奏もよく聴きます。)
もう40年くらい前のこと、NHK-FM で チャイコフスキーの交響曲第5番が流れていました。それはもう、感情の爆発、圧倒的なパワーを持った演奏で、
ひどく心を揺さぶられました。演奏していたのは ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー。
ところがその時点で、カラヤン/ベルリン・フィル は、この曲をもう何回も録音しており、いったいどのレコードなのか、ということになりますが、当時僕は
「FMfan」という雑誌を定期購読しており、それには詳細なFM番組表が載っていて、放送で使われる全ての曲のレコードのレーベルと品番が出ていました。
僕が聴いた チャイコフスキーの交響曲第5番 は、カラヤン/ベルリン・フィル が 1971年に録音したもので、いつものグラモフォンではなく EMI から
レコードが出ていました。さっそくレコード屋さんに買いに行き、このレコードは僕のチャイコフスキーの愛聴盤になりました。
基本的には淡々とした演奏が好きで、悲しさも、泣き喚くより、じっと涙をこらえてより深く悲しみを表現するような演奏が好きなのですが、チャイコフスキー
の場合は、本人が、楽譜に fffffffff・・・ と 無数のフォルテを書き込むような人ですから、その曲の演奏は、やはり感情の爆発ということになるのでしょうか。
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CDの時代になってから、グラモフォンから出ている カラヤン/ベルリン・フィル の チャイコフスキー後期交響曲集の復刻盤を買いました。この中の第5番は
1975年の録音。こちらも良い演奏ですが、1971年ほどハヂけてはいません。
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風の便りに、1971年録音の第5番は 良い音になってCDに復刻されているということを知り、最近買いました。良い音になっているのだとは思いますが、
CDで聴くと、逆に、古い録音なのだなあということを感じました。(^^; ジャケットはオシャレになっていました。
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Youtube に この 1971年録音のチャイコフスキー 交響曲第5番 がありましたので、リンクしておきます。

          

カラヤンと言えばベルリン・フィルですが、1959年から 1960年代にかけて、ウィーン・フィルとも DECCA からたくさんのレコードを出しており、良い演奏が
多いです。そして、晩年の 1980年代、再びウィーン・フィルを指揮して グラモフォンから20枚くらいレコードを出しています。その中にはチャイコフスキーの
交響曲もありましたが、聴いたことはありませんでした。
が、先日 amazon を見ていたら、その カラヤン/ウィーン・フィル の チャイコフスキー 交響曲第5番 のCDの中古品が1円で出ていたので買いました。
送られてきたCDは、1円でもほぼ新品でした。
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さすがにこの チャイコフスキー は、感情の爆発はなく、円熟と言うか、枯れた第5番でした。
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by muuta2005 | 2015-09-18 22:13 | 音楽

ベートーベンの交響曲全集

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今年は母の初盆でしたが、僕の叔母のところも初盆でした。昨年暮れに叔父が亡くなったのです。
この叔母は父の妹で、母と同じ歳で今年86歳、僕がいちばん好きな叔母です。今でも僕のことを “けいすけちゃん” と呼びます。
父方の叔父叔母は、もうこの叔母一人だけになりました。
叔父の葬儀の朝、叔母の家族(叔母、子供(僕の従兄弟)、孫、ひ孫)だけでの出立の膳に、僕も呼ばれ、一緒に食事をしました。
そこで叔父の思い出を語り合ったりしましたが、僕にもこの叔父の忘れられない思い出がありました。
叔父はとても忙しい人で 滅多に会うことがなかったのですが、僕が高3のお正月に会った時にお年玉をもらいました。
その当時、お年玉の相場は1000円くらいでしたが、叔父がくれたのは 3000円。びっくりしました。
 (話を聞いていた従兄弟たちが、“えぇ~っ!オヤジがそんなにくれたの?!”)

その頃、僕には欲しくてたまらないのだけど、あまりにも高価で とても手が出ずにいたものがありました。
当時僕は カール・ベームという指揮者に夢中で、特にモーツァルト、ベートーベン、ブラームス、シューベルトなどの交響曲を
好んでベームの指揮したレコードで聴いていました。と言っても、僕が持っていたのはベームがベルリン・フィルを指揮した
レコード数枚だけで、ごく限られた曲だけでした。
そんな時、ドイツ・グラモフォンから ベームが新たにウィーン・フィルを指揮して録音したベートーベンの交響曲全集が発売されました。
もう、死ぬほど欲しいと思いましたが、9枚組、15000円というのは当時の僕には夢の夢。
いちばんのかき入れ時のお正月でも、せいぜい5~6000円でしたから。
ところが、叔父からのお年玉で夢が現実に近付きました。その年のお年玉の合計は10000円ほどになりました。
僕の行きつけだったレコード屋さんの店員にとても仲良しのおねえさんがいて、“セットものなど高額の買い物になるときは
私に言ってもらえば2割引きで出してあげますよ。”と言われていました。 15000円 x 0.8 = 12000円!!
おこづかいの前借りなど何とか工面して、夢の交響曲全集は僕のものに! 叔父さん、ありがとう!!

この交響曲全集で僕は9曲を万遍なく聴きまくりました。(大学入試直前だというのに)(^^;
スコアを見ながら丁寧に聴きました。ベートーベンの交響曲全9曲をしっかりと頭に叩き込んだのはこの時でした。
ベートーベンの9曲は、全体を見渡して聴くと とても面白いのです。
1~4番は、もちろんベートーベン色ではありますが、ハイドン、モーツァルトの交響曲からの流れも感じます。ところが5番、6番は
とても革新的。それから7番、8番でちょっと元に戻り、第9で締めくくりです。
1975年のカール・ベーム指揮ウィーン・フィルの日本公演もそうでしたが、ベートーベンの4番と7番の組み合わせという
プログラムがあります。このプログラムはとても自然な流れで聴けると感じますが、普通ならば7番は4番につながって行くという
考え方もできるのではないかと思います。
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社会人になって、世はCDの時代になり、レコードのCD復刻盤も出回るようになって、僕は新たにベートーベンの交響曲全集を買いました。
ハンスシュミット・イッセルシュテット指揮ウィーン・フィルの復刻CDのセット。6枚組で10000円。
この組み合わせのベートーベンは、5番、7番、8番のレコードを持っていましたが、とても好きな演奏でした。
よく、“正統的なベートーベン” “ベートーベンのスタンダード” と言われますが、まさしく揺るぎないベートーベンだと思います。
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ここ数年ほど、Collector's Edition と呼ばれるセットものが発売され、かつての全集ものの復刻CDがとても手に入りやすくなりました。
値段がとても安い上に音質も向上しています。それで、ベーム指揮ウィーン・フィルのベートーベン交響曲全集も、復刻CDでも買い直しました。
6枚組、3254円。
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そして、ある意味ベーム以上に僕を熱狂させている、ジョージ・セル指揮クリーブランド管弦楽団のセット。5枚組、1835円!!
昔、欲しくてもなかなか手が出なかったレコード1枚分より安い!!
確かに録音は古いですが、そんなことは全く気にならないくらい引き締まったキレの良い、しかも深みのある演奏。
セルのセットは、一日で9曲全部聴いてしまうことが多いです。何度聴いても引き込まれる。
一つだけ選びなさいと言われたら、多分このセットにするでしょう。
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それからもうひとつ、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 シュターツカペレ・ドレスデンのセット。5枚組、2590円。
西がウィーン・フィルなら東の横綱シュターツカペレ・ドレスデン。西のオーケストラとはまた違った独特の美しさと渋さ。
このオーケストラ、ピッチが少しだけ高いこともあるのかもしれませんが、本当にほかのオーケストラにはない響きです。
ブロムシュテットの端正な組み立ても気持ちが良いです。
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僕が残りの人生で聴くベートーベンの交響曲は、もうこれで十分かなと思います。
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by muuta2005 | 2015-08-23 13:06 | 音楽

雨の日のネコは音楽鑑賞?

雨の日が続きます。   梅雨ですもの。
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そして僕の部屋では、このところずっと音楽が鳴り響いています。
こんなに音楽を聴いて(?)いる猫たちはあまりいないかもしれません。
部屋はちょっとしたコンサートホール状態ですが、大きなスピーカーの横でも平気なようです。
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先日の バーンスタインのマーラー に始まって、49円のセルのモーツァルト でさらに盛り上がっていたところに、13日の僕の誕生日(カンレキ+1)に次女からもらったプレゼントの中に、
ブロムシュテット指揮 シュターツカペレ・ドレスデン(ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)によるシューベルト交響曲全集が入っていて、どっぷり音楽漬け。
お気に入りの指揮者がほとんど亡くなっている僕にとっては、今年クラウディオ・アバドまで急死してしまったので、健在なのはブロムシュテットだけになってしまいました。
ブロムシュテットは長年N響の名誉指揮者も務めていて、TVでも結構見かけるので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
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さらに、Youtube のある方のチャンネルにはまり込んで、夜更かしも続いています。(^^ゞ
それは、Magisch meisje Orkest さんという方のチャンネルです。
以前から、Youtube で演奏家などを検索していると、画像は女の子のイラストで、音声は興味深いコンサートのライブ録音のファイルをアップロードされている方がおられることには気付いていました。
ふと、この方のチャンネルに行けば、もっといろいろ聴けるじゃないか、なぜこれまで思いつかなかったんだろうと。
さっそく行ってみました。 想像をはるかに超えていました。100や200どころではない。(^^;
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こんな感じでズラリと。同じ指揮者が違うオーケストラを振って演奏した同じ曲とか、同じ指揮者+オーケストラの同じ曲の 別の年の演奏とか聴き比べることができる曲もあります。
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歴史的にも貴重な音源から、最近のコンサートまで。
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ここ一週間あまり、ものすごい数の音楽を聴いています。
いくつかリンクします。音質の良いものが多く、ステレオで再生すると音の厚みもかなりあります。

     

     

     

     

     

何度も聴くことになりそうな曲は、動画から音声だけを抜き出して、高ビットレートの mp3 にして PC に保存しています。
僕の PC は音楽ファイルが多いので、専用の外付けハードディスクを付けています。当然のことながら、お気に入りの指揮者や演奏家のフォルダには
膨大な数のファイルが入っています。(^^ゞ  もうしばらく 音楽漬けは続きそうです。
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by muuta2005 | 2014-06-21 22:11 | 音楽

49円の宝物

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僕が大好きな指揮者に、ジョージ・セルという人がいます。と言っても、もう既に 1970年に亡くなっている指揮者なのですが。
僕が初めてセルを知ったのは、中学3年の時でした。友だちの家に遊びに言ったら、そこのお父さんが、「ムー太くんは音楽が好きなんだそうだね。これ、聴くならあげるよ。」
と言って 3枚のLPレコードをくださいました。「非売品」と書かれた CBS COLUMBIA(当時は CBS SONYではなかった)のレコード。
その家には COLUMBIA のステレオがあったから、ひょっとしたらステレオのオマケに付いてきたものかもしれません。
その頃 LP盤なんてほとんど持っていなかったので、大喜びでいただきました。
1枚は、ジョージ・セル指揮 クリーブランド管弦楽団で ベートーベンの「運命」とモーツァルトの「ジュピター」。1枚は、ジョージ・セルとロベール・カサドシュの協演で
モーツァルトのピアノ協奏曲 26番「戴冠式」と 27番。もう1枚は、ルドルフ・ゼルキンによるベートーベンの3大ピアノ・ソナタでした。僕はその3枚を何度も何度も聴きまくりました。
セルのモーツァルト(交響曲とピアノ協奏曲)が特に好きになりました。その後、セルのほかのレコードも少しずつ集めて行きました。ドヴォルザーク、モーツァルト、シューマン、
ベートーベン、マーラーなど。
そして、1970年、高校2年の時、大阪万博のためにジョージ・セルとクリーブランド管弦楽団が初めて来日しました。もちろん、生の演奏を聴きに行くことなどできませんでしたが、
そのコンサートはFMでも放送され、それは本当に素晴らしい演奏でした。
もっといろんな作品をセルの指揮で聴きたいと思ったのですが、日本からの帰国直後の訃報でした。
病気のため これが最後の演奏旅行になるかもしれないということは本人も自覚していたそうですから、この一度限りの日本公演は、神に近いセルだったのかもしれません。

今になって考えてみると、僕が本格的にクラシックを聴き始めた時、幸運にも、最も素晴らしい演奏のレコードをいただいたのだなあと思います。
ジョージ・セルの音楽は、各パート細部まできちんと丁寧に整えられ、リズムは正確に淀みなく流れ、全体のバランスが常に良い状態で保たれる、そういう職人的な音楽造りなのですが、
それでいて温かくとても心地良い音楽です。セルの演奏はもうどれも古い録音になってしまいましたが、そういうことが全く気にならないくらい、キッチリとした気持ちの良い音楽を楽しめます。

モーツァルトの後期の交響曲は、もう何十人もの指揮者の演奏をレコードやCDで聴いていますが、今でもジョージ・セルの演奏がベストだと思っています。
39番が好きで、この曲のセルのレコードを 1975年に買いました。その時のこと、初めて聴いて感動した時のことを今でもはっきり覚えています。
このレコードの復刻CDはもちろん発売されているだろうと amazon を見たら、普通のCD、SACD、Blu-Spec CD などいくつか出ていました。さらに、中古CD。しかも 49円から。
49円でどんなCDが来るのだろうと興味が沸き、思わずポチッ。49円でも送料が350円でした。(^^ゞ
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ちなみに、今現在は 50円から。
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きょう届きました。 DISKは全く問題なし。 ジャケットがかなり色褪せていました。ほかの CBS SONY のものと比べてみると。(^m^)
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前の持ち主の方は、日の当たる場所に置いていたのかもしれませんね。
キャビネットに入れてみたら、まるでずっと前からそこにあったような雰囲気です。(^^
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僕にとっては全く問題ありません。49円(送料込みで 399円)で 宝物が一つ増えました。(^^
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【 追 記 】 ぷにちゃんママさんへ
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by muuta2005 | 2014-06-08 00:32 | 音楽

バーンスタインのマーラー

マーラーの音楽を初めて知ったのは、高校一年のときでした。
CBSソニーの「音のカタログ」というのがあって、同社が発売しているクラシック・レコードの曲がほんの少しずつ100曲、1枚のレコードに収められていました。
その中に、レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団が演奏した マーラーの交響曲第4番 第4楽章の冒頭約1分ほどが入っていました。
美しいソプラノ独唱が入る楽章です。それまで交響曲と言えば モーツァルト、ベートーベン、ブラームス、チャイコフスキーなどの作品しか知らなかった僕にはとても驚きでした。
こんな交響曲もあるのか。それにしても、とても自然で伸びやかな歌声は、僕を幸せな気持ちにさせてくれました。
それまで僕は、声楽にはあまり興味ありませんでした。っていうか、クラシックの声楽の歌い方が何か不自然に感じて、好きになれなかったのです。
でも、この約1分間の歌声にはうっとりしました。もうどうしても曲全体が聴きたくなって、お金を貯めてレコードを買いました。
あの1分間で感じた幸福感は、曲全体にあふれていました。それにしても、僕がそれまで交響曲というものについて持っていた厳かなイメージとは全然違って、自由で開放的。
歌っていたのは レリ・グリストというソプラノ歌手でした。今から考えると、オペラの大歌手の若い頃でした。

ということで、そのマーラーの4番の第4楽章。↓
注) 音楽と映像は特に関係ありません。



レコードジャケットの片隅の写真でしか知らなかったレリ・グリストですが、Youtube で、歌う姿をいくらでも見ることができるようになりました。
しかも、このマーラーのレコードが録音されたのと同じ時期、同じメンバーとの同じ曲のライブもありました。
バーンスタイン/ニューヨーク・フィルの「Young People's Concert」の、「Who Is Gustav Mahler」という回です。それがこれ。↓
(番組全体の動画はこれ → http://youtu.be/CJeRlfibzcs




先日、ふと このレコードの復刻盤CDが欲しいと思い、amazonn を見ていて、僕は発見してしまったのです!
バーンスタイン/ニューヨーク・フィルのマーラー交響曲全集(12枚組・輸入盤)が 2529円で買えるということを! 45年ほど前、このLP 1枚で2000円したのに!
ニューヨーク・フィルの盤はバーンスタインにとっては旧盤になり、1960年代の録音です。バーンスタインは円熟期にもマーラーの交響曲全曲を録音しています。
でも、僕としては旧盤が良いのです。若いハツラツとしたバーンスタイン。 4番は特に。バーンスタインは、新録音では第4楽章にボーイソプラノを起用しました。
当時、NHK-FM で、月曜日の夜に 「海外の演奏会」という番組があって、海外の音楽祭などの演奏会のライブ録音を 各国放送局提供のテープで放送していました。
その中で、ウィーン芸術週間だったか、バーンスタインがマーラーの4番をやり、第4楽章にはボーイソプラノを使うと聞き、それは面白そう、ピッタリかもしれない
と思って聴いたのですが、な~んかちがうと思った。やっぱりこの曲は女性ソプラノだなと思いました。
というわけで、希望通りのバーンスタイン/ニューヨーク・フィルのマーラー交響曲全集、これは買わなくちゃ。
しかも、いつ買う?今でしょ!
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ボックスの中の1枚1枚は紙ジャケットで、レコードのジャケットと同じものが縮小して印刷されています。
グレン・グールドのBoxセット や、去年の ヒラリー・ハーンのBoxセット もそうでした。
2枚組の曲はレコードと同じく見開きジャケットになっていますが、CDの取り出しが内側になっているので、出し入れがちょっと面倒です。
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4番のLP とCD
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CDも、小さなレコードのような仕上げ。目にも楽しいです。
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音はとても良いです。古さを感じさせません。音の厚みや迫力はこの頃の録音の方が引き付けられます。
いつもステレオで大音量で聴くわけにもいかないので、全曲MP3に変換したファイルをPCにも入れました。PCで使っているスピーカー とも愛称が良いようで、
小音量でも音のバランス、分離も良く、隅々の音まで良く聞こえます。
値段の10倍くらい得した感じです。(^^


最後に、円熟期のバーンスタインの顔指揮。(^m^)


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by muuta2005 | 2014-05-19 16:58 | 音楽

シプリアン・カツァリス ピアノリサイタル

きょう、シプリアン・カツァリス ピアノリサイタルhttp://mrt.jp/event/contents/piano/)に行ってきました。
きのうまではこの豪華なリサイタルに行くことになるとは夢にも思っていませんでした。っていうか、カツァリスのリサイタルが宮崎であることも知らなかった。(^^ゞ じつは昨夜おとなりのおねえちゃんが来て、ピアノリサイタルの招待状があるのだけど誰も行けなくて・・・ チケット、なかなか取れないピアニストらしいですよ、もし良かったら・・・ と。見ると、シプリアン・カツァリスだったのでびっくり。
シプリアン・カツァリスというピアニストは、以前は僕はショパン弾きとして認識していました。それも、すごいテクニックで名人芸的な演奏をする人で、それまでよく聴いていたミケランジェリ、ポリーニ、アシュケナージ、アルゲリッチとかとは種類の違うピアニストだと。でもしばらくして、Youtubeなどでいろいろな演奏を聴けるようになってから、ちょっと認識が変わってきました。ただテクニックの凄まじさはますますすごいことになっています。リストのラ・カンパネラを演奏するのをネットの動画で見たことがありますが、ただでさえ超絶技巧のこの曲をさらにずっと難しくアレンジして、それをサラリと弾いていました。(^^;
きょうのリサイタルの会場は県民文化センターのアイザックスターンホールhttp://www.miyazaki-ac.jp/?page_id=42)、広すぎず、とても落ち着けて居心地の良い、僕がいちばん好きなクラシック専用ホールです。僕がコンサートをリラックスして本当に楽しめるようになったのは結構最近なのではないかと思うようになりました。昔の僕は一音も聴き逃すまいと必死になって聴いていたような気がします。楽しめるようになったのは、このホールができたことも関係しているかも。
昨日の夜おそく、しばらく聴いていなかったカツァリスのCDを引っ張り出して、ショパンのバラード全4曲とスケルツォ全4曲を聴いて寝ました。

会場で招待状を出すとチケットを発行してくれました。席番を見ると、14列17番、S席の中でもいちばん良い真ん中の席でした!
リサイタル前半はオール・ショパン。最初はワルツの予定だったので、そのつもりで聴く準備をしていたら、出てきた音は最初から即興演奏、それも日本風のメロディから次々に繋がって行って、ついにはラフマニノフのピアノ協奏曲へ。のっけからご馳走のてんこ盛りでテクニック全開です。(^^; このラフマニノフのピアノ協奏曲のピアノ独奏版は全曲聴いてみたいと思いました。 その後、プログラム通りにワルツ2曲、ノクターン、ポロネーズ2曲、幻想即興曲、ピアノ協奏曲第1番を独奏用にアレンジしたものの第2楽章を一気に演奏して、あっという間に前半が終わりました。
後半は、ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」のピアノ独奏版全曲。この人はこういうのが得意のようで、ベートーベンの交響曲全曲をピアノで演奏しています。(Youtubeで全曲聴けます)
全プログラムが終わって、アンコール1曲目はショパンの有名な変ホ長調のノクターン。ほろ酔い気分になりました。(^^ゞ アンコール2曲目はチャイコフスキーの「四季」から「10月」。別名「秋の歌」とも言い、何だか沈んでしまいそうな曲ですが、カツァリス氏は演奏が終わるとうつむきながらとぼとぼと舞台の袖に消えて行きました。なかなかの役者です。(^^ アンコール最後は、メキシコの作曲家の作品で「アディオス」という曲でした。
三ツ星レストランの超高級料理を、ちょっと苦しくなるくらいお腹いっぱいご馳走になったようなリサイタルでした。(^^


話はかわって・・・
以前、NHK-TVで「アニ・クリ15」というのがあって、15人のアニメーション作家が1分間の作品を作って、それをスポットで放送するというのをやっていました。どの作品も面白かったですが、特に ↓ この作品が好きでした。



最初に見た時、ジブリかと思いましたが、作者は新海誠という人。登場人物はジブリ風ですが、夜の猫の集会の場面の背景の美しさや奥行き感、雰囲気など、いいなあと思って、この人のことが気になっていました。 が、例によっていつの間にか忘れていました。(^^ゞ
最近になってYoutubeで ↓ こんなのを見つけて、それが新海誠の作品でした。なにしろ美しい画像。特に雨、光、水の表現の素晴らしさ。このPVを観るだけで、何だか小説でも読んでいるような感じがしました。



Youtubeなどでいろいろ見れるようなので、探してみようと思います。
↓ こんなのもありました。(前後にCMが入ってますが)


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by muuta2005 | 2013-10-19 23:59 | 音楽